FUTAGAMI BLOG ブログ
2023/04/13
施工事例
自邸を建てて7年。デザイナーインタビュー ‐前編‐

皆さん、こんにちは!
フタガミホーム&ガーデンの広報担当です。

今回は施工事例の「No2アウトドアリビングの家」を建てた弊社デザイナーに、家を建ててから7年目の心境についてインタビューを行いました。
デザイナーは当初、実家近くの中古物件を購入して、そこをリノベーションした家で暮らしていましたが、数年後、自身の親と暮らす2世帯住宅を新築しています。

当時、どんな思いで家を建てましたか?

もともとは賃貸で生活をしていましたが、やはりこういう仕事をしているので、結婚して1年以内には賃貸での生活はやめようと考えていました。タイミングよく、ちょうど1年目くらいで実家の近くに中古物件が出たので、そこをリノベーションしたのが最初の家です。

当時はその家にずっと住むつもりでしたが、仕事柄、住宅の性能や、他にも様々な住まいに関する最新の研究結果、情報に触れているうちに、「やっぱり1から建ててみたいな」と思うようになりました。

リノベーションをした当時は、まだまだ外張り断熱も主流じゃなかったような時代で、正直性能のことは一切気にしていなかったです。
意識に変化が生まれたのは、子供が生まれたのが大きいですね……。やっぱり住んでみると、結露もすごいし、結露が起こるとカビも生えます。そのカビの近くで生まれたばかりの子どもが寝ているというのが、いいことではないなと。
僕は個人的にタイル張りのお風呂が好きだったので、その家もタイルで作ったお風呂にしましたが、1歳の子どもがつま先立ちで冷たそうにお風呂に入っていくのを見ていると、もっと快適に住まわせてあげたいな、と思うようになりました。

リノベーションを含めると2回目の家づくり。家づくりに対する考えにどんな変化がありましたか?

リノベーションをした当時は、まだ業界全体が、家の性能、温熱環境に対しての意識が今ほど高くなかった時代でした。最初は僕も、専門家が「温熱環境は大事です」と言っているのを聞いても、正直全くピンときていなかったです。「Q値って、なに?」「Ⅽ値って、なに?」そんなレベルでした。
しっかり勉強はして、お客様のお家を提案するときは「断熱や気密は大事なんですよ」という話をしていましたが、本質的に何が大事なのかまでは理解していなかったと思います。特にそのレベルや、程度の問題が全く分からなかったですね。どこまでやったらどんな生活ができるのか。性能を表す数値は様々ありますが、その数値がいくらだったら、どんな生活ができるのか。数値というものが本当に机上のものでしかなくて、イメージを掴むのに苦労していた時期でした。

だからやってみて、実際に住んで体感することで理解が進んだ部分がたくさんあります。反省点や改善すべき点も見えてきて、今後それをお客様へ還元して、「程よい提案」ができるんじゃないか、と思ったことが一番の学びです。

当たり前のことですが、より「いいもの」の方が「良い」じゃないですか。設備一つとっても様々な製品がある中で、よりスペックが高いものが「良い」のは当たり前なんです。
でもそうじゃなくて、「最高グレードじゃなくても、高知県の気候ならこのスペックで必要十分ですよ」、そういう話をお客様にできるようになりました。
その分、浮いた費用をデザインや、少し贅沢感のある照明計画、より付加価値のある空間を作るために使うことができます。実際に体感したからこそ、デザイナーとしてより魅力的なお家の提案ができるようになったと感じています。

次回は、デザイナーが自身の家を建てるときに意識したことや、これからの家づくりで大切だと感じていることについてご紹介いたします。お楽しみに!

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